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「はぁああああぁっ!!」
二人の声が森に響いた。
剣と剣のぶつかり合う音,草村をカサカサと駆ける音
その音達が
私の脳を支配した。
「…さぁ.先に行こう。
クロスは僕の優秀な騎士だ。
きっと 時間稼ぎをしてくれる。」
「えっ…いいの?」
「うん。今はクロスよりアリスの命が先だ。
城へ急ごう。」
白兎は
私の手を引き、森を後にした。
それからどのくらい走っただろう。
やっと城らしき物が見えてきた。
「ここが女王の住む城。
心配しないで?
“この”女王様はアリスの味方だから」
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