第一章

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「はぁああああぁっ!!」 二人の声が森に響いた。 剣と剣のぶつかり合う音,草村をカサカサと駆ける音 その音達が 私の脳を支配した。 「…さぁ.先に行こう。 クロスは僕の優秀な騎士だ。 きっと 時間稼ぎをしてくれる。」 「えっ…いいの?」 「うん。今はクロスよりアリスの命が先だ。 城へ急ごう。」 白兎は 私の手を引き、森を後にした。 それからどのくらい走っただろう。 やっと城らしき物が見えてきた。 「ここが女王の住む城。 心配しないで? “この”女王様はアリスの味方だから」 .
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