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「ねぇ
さっきの仮面の人は誰?」
「あのお方は
僕達の味方だよ。
この国を守ってくれているんだ。」
「この国の
女王様なの?」
「違うよ。
そうだ!
後でアリスにも女王様に会ってもらわなきゃ!
きっと
女王様もアリスがこの国に来た事を
歓迎してくれるよ。
さあ
帽子屋につくよ!」
『hat』と書かれた大きな家。
家の周りには花壇があって
黒い薔薇がたくさん咲いていた。
「アリスの事、きっと帽子屋も歓迎してくれるよ」
白兎は
木で出来た扉をノックした。
扉はすぐに開いた。
「やぁ!白兎!…あれ?
隣にいる娘は?」
「お前がずっと求めてきた
我が国の英雄ともなるお方
アリス様だよ。」
「この小娘が?
まさか…」
「さぁアリス。
帽子屋に挨拶をして」
「あ…アリスです。
帽子屋さん
今日からよろしくお願いします。」
「ほんとにこの娘がアリス?」
「しつこいなぁ
この子が
正真正銘のアリス様だよ。
ほらー
さっさと紅茶でもいれなさい!帽子屋さん」
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