幼なじみ

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ゆ「....?どうかしました?」 運「いえ、魁様がこのように笑われてるのは初めてみましたから。」 ゆ「そうなんですか?」 魁「余計な事言うなよ佐藤!!」 運「わかってますよ。クスクス 本当ゆりあ様はすごい方です。」 ゆ「なんで名前を?」 運「いつも魁様から聞いておりますから。」 ゆ「そうですか。」 魁の顔はさっきより赤くなっていた。 「申し遅れました。 私、運転手の佐藤 京平<<さとう きょうへい>>と申します」 ゆ「佐藤さんですか」 佐「お好きにお呼び下さいませ。」 ゆ「はいっ!」 佐「さて、着きました。ゆりあ様。」 いつの間にか 家の前まで来ていた。 ゆ「すいません。ありがとうございました。」 降りようとした時 魁に腕を捕まれた。 ゆ「? どーしたの?」 魁「...。なんか身の回りで変わった事あったら言ってくれ。」 ゆ「...?うん、わかった。」 魁「それぢゃ、また明日なっ」 ゆ「うん、バイバーイ」 そういうと車は走っていった。 (魁、なんかあったのかな?) それにしても 捕まれた腕が熱かった。 この時からなのかな…あなたに恋してたのは。 気持ちに気付くのはもう少し先のお話。
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