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「渚、煩い」
そんな彼女を注意したのは、渚と同じくらいのお馬鹿さん…。
名前を徹という。
彼は琉璃に教えてもらいながら一生懸命やっているが、素で分からないらしく、眉間に皺を寄せている。
気付けば、そんな光景が、もう一時間近く続いていた。
「そろそろ帰ろうか」
「…うん、そうだね」
結局全く理解できないまま、渚は帰路につく。
(どうしよう、マジどうしよう…。このままじゃ補習?…ムリムリ、ありえない。そんな事になったら…)
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