76人が本棚に入れています
本棚に追加
「遅かったじゃない。はい、そこ座って。」
「ん…」
言われた通り母の前に座った。
「あのね、私明日からパリに行くの。」
「ん、…え?」
「悪いんだけど、要はお留守番。」
「俺一応アンタの息子だよな?」
「そうよ。でも今回は駄目。」
「なんでだよ…」
「とにかく!明日からアンタは私の友達のお家に行ってもらうから。」
「なんで?この家にいていいじゃん。」
「私が心配なのよ」
そう言うと母は、俺に紙を渡してきた。
最初のコメントを投稿しよう!