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美魅「……………。」
『……………。』
麗斗「(随分見つめ合ってるねι)」
『…と、そうだったな、職員室に行くか』
僕たちは数秒、桜峰美魅さんと見つめ合ってから職員室に向かった。
でも気のせいかな?
桜峰さんの顔が赤かったような?
気のせいですかね。
-桜峰視点
美魅「…行っちゃった。」
見たこと無い人だったけど、転校生かな?
早織「美魅、おっはよ~!
美魅「…………おはよう。」
彼女は私の親友の田部早織(タナベサオリ)。
特別な環境で育った私に周りの生徒は皆一線を引いて接してくる。
だけど早織は私に普通に接してくれる。
普通の女子高生の、普通の女の子の友達。
数少ない私の理解者だ。
早織「どうしたの美魅?ボーッとして。」
美魅「知らない人がいたから。」
早織「あ、噂の転校生かな?」
美魅「……転校生、か。」
何組なんだろ?
あの人、何というか、雰囲気がかな。
ちょっと格好良かったなぁ。
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