#教師と生徒の同居生活

3/20
前へ
/72ページ
次へ
  この生活がもし先生ファンに知られたら、ある意味ただじゃ済まされなさそうだ。 そう考えると恐ろしくて堪らない。 (絶対バレないように気をつけなきゃな……) ――――ピンポーン あれこれ考えていると不意にチャイムが鳴った。 (崎本先生来たのかな?) 私は急いで玄関に向かい、ドアを開けると案の定崎本先生が立っていた。 「こんにちは雪さん。迎えにきました」 先生は学校や昨日のスーツとは違い、カジュアルでラフな格好をしている。 それがまた先生のかっこよさを引き立てて、思わず私は返事もせず見とれてしまった。 「……僕の服変でしたか?」 「あっいや別に全然OKOK!寧ろ似合ってますよ」 「良かった。あまりにも見つめるもんだから少し心配になりました」  
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

785人が本棚に入れています
本棚に追加