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この生活がもし先生ファンに知られたら、ある意味ただじゃ済まされなさそうだ。
そう考えると恐ろしくて堪らない。
(絶対バレないように気をつけなきゃな……)
――――ピンポーン
あれこれ考えていると不意にチャイムが鳴った。
(崎本先生来たのかな?)
私は急いで玄関に向かい、ドアを開けると案の定崎本先生が立っていた。
「こんにちは雪さん。迎えにきました」
先生は学校や昨日のスーツとは違い、カジュアルでラフな格好をしている。
それがまた先生のかっこよさを引き立てて、思わず私は返事もせず見とれてしまった。
「……僕の服変でしたか?」
「あっいや別に全然OKOK!寧ろ似合ってますよ」
「良かった。あまりにも見つめるもんだから少し心配になりました」
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