†第一章†

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Side慧斗 移植の日がきた。 類斗の骨髄液が入ったパックを看護婦が持ってきて準備していると、車椅子に乗った類斗が外にいた。 慧斗「類斗…大丈夫か?」 類斗「大丈夫だよ。パパの中に、僕のが入っていくの見たかったんだ」 電話で話をしてると医者が来て 医者「これから、移植をします」 慧斗「はい」 移植が始まった。 俺は寝ているのでわからないが、医者が 医者「類斗君、とても強い子ですよ。本来なら全身麻酔をするのに、お父さんが心配だからと局部麻酔でお願いされて」 慧斗「麻酔が切れたら痛いですよね?」 医者「そうですね。大人でも、痛み止めなどを射っても2・3日は苦しむくらいですが…類斗君、今も相当痛いはずなのに」 慧斗「絶対治さなきゃいけませんね」 話をした。
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