†第一章†

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Side類斗 気をつけてたのに、風邪引いてしまった。 すごく情けない(泣) 渉君と仁也に電話をして、パパの様子を見に行ってもらった。 早く治さなきゃ、パパの姿を見るまでは安心できない。 風邪は、一週間くらいで治った。 すぐに、パパの所に行くと酸素マスクをしていた。 類斗「パパ…」 と、近づくと、医者が来て、 医者「昨日、容体が急変して」 類斗「助からないの?」 医者「酷な話だけど、今夜が…」 類斗「そっか。パパ…もう頑張らなくていいよ。パパは、僕が来るのを待っててくれたんでしょ?僕は、ここに居るよ。パパ、待っててくれてありがとう。疲れたでしょ?パパが眠るまで、ずっとここに居るから寝ていいよ」 と、涙を堪えながらいった。 慧斗「類…パパは…幸せ…だ。あり…が…とう」 と、笑顔で旅立った。 パパの顔は、とてもキレイで、眠っているかのように
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