†第二・五章†

4/62
前へ
/425ページ
次へ
結城は、フォークを受け取り器用に麺を巻いて、 結城「類斗様、私が食べさせてあげます」 巻いたのを口近くに運んでくれたので、僕は口を開けて食べると、 雪夜「聖也」 類斗「ん?」 雪夜「よく噛んでたべろよ!」 類斗「うん」 結城「類斗様、あと一口で終わりです」 結城は言いながらフォークを口に運び、僕は最後の一口を食べた。 結城「私はお皿をおさめてきますから、類斗様は待っていてくださいね」 類斗「うん。待ってる」 返事をして携帯をいじっていると、 ??「あんた、あの人とどういう関係?」 類斗「貴女には関係ない」 ??「言いなさいよ」 類斗「うるさいよ」 携帯を扱いながら言うと、 ??「言いなさいよ」 “パシッ” いきなりほっぺを叩かれた。 ほっぺをおさえながら、叩いた女性を見ると、 ??「言う気になった?」 類斗「関係ないって言ってんじゃん」 ??「まだ、言わない気?」 また叩かれそうになり目を瞑ると、 結城「聖也様に何をしてるんですか?」
/425ページ

最初のコメントを投稿しよう!

308人が本棚に入れています
本棚に追加