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これはある小学3年生の女の子(A子)の話です。A子の家はどこにでもある普通のマンションに両親の3人で暮らしていました。ある日両親は法事があるので母方の祖母の家に行くと言い、A子が一人で留守番をする事になりました。そしてA子は久々に羽がのばせると浮き浮きしながら両親を玄関で見送りました。
時間も過ぎ夜の8時頃、一本の電話が鳴ったのでA子は電話を取ると母親で「お父さんがお酒を飲んで寝ちゃったから今日はおばーちゃんの家に泊まるからちゃんと戸締まりをして寝なさい」と言われ電話を切りました。A子は両親が帰って来ないので夜更かしをしてテレビを見ていると夜12時を過ぎた頃、一本の電話がかかってきました。A子は受話器を取り「はい、もしもしどちら様でしょうか?」と聞くと「…私メリーさん、今○○駅にいるの!」と小さな女の子の声ですぐ切れました。
A子は意味が解らなかったので気にせずテレビを見直しているとまた電話がかかってきました。するとまた「…私メリーさん今△△小学校にいるの!」と言ってまたすぐ切れました。△△小学校というのはA子が通っている小学校でした。
A子はいたずらだと思い腹を立てて電話を切るとそれから10分後また電話がかかってきて「…私メリーさん今あなたのマンションの近くのコンビニにいるの!」と言ったのでA子は「いたずらはやめて」と声を立て言い荒々しく電話を切りました。
そしてテレビを見ていると不思議な事に気がつきました。△△小学校から近くのコンビニまでどんなに頑張っても10分でつくのは無理のはずなのに。A子はだんだん不気味に感じているとまた10分後電話が鳴り恐る恐る取ると「…私メリーさん今マンションの一階にいるの!」A子は恐くなり電話を切るとまたすぐ電話が鳴り取ると「私メリーさん今玄関の前にいるの!」そして恐くてたまらなく電話を切ると玄関のドアを強く叩きながら「私メリーさんドアを開けて!」と言いました。
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