転校生は女神様!?

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無駄に長い髪をかき分け 「まいったなぁ」 なんて彼女に、精一杯のキメ顔を作りうかれている。 流石ナルシストだ。 しかし、彼の隣席である神永翠(カミナガミドリ)は、いつも通りに「お前じゃないけどな」と的確にボソッと呟く。 「えっええ……まぁ、今日は、彼の隣もちょうど休みですし、いいですよ」 少し佐原も戸惑っていたが彼女に見つめられてNOとは、言えなかったのだろう。 大丈夫だよ佐原…… 彼女の顔見たら男なら誰でもNOとは、言えないから。 教師の言葉に少し笑みを溢すと、彼女は徐に僕の席へ歩み寄ってきた。
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