「困惑」

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「そっか、それは心配だね…」 「うん。でもまあ牧さんの事だから大丈夫とは思うけどね、だけど…、今はただでさえ殺人事件だとかが起きてるし、いくら牧さんでも不意をつかれたりしたら…」 それに私みたいに昨日の様な事に巻き込まれたりすれば… 有沙はそう考えていると不意に肩に手が乗っている事に気がついた 「大丈夫だって、牧さんはそんなヘマはしないってアンタが一番知ってるでしょ?今頃昨日の事への機嫌取りに何かしらの用意でもしてるよ」 「そう…だね、ダメだな私、何だか今日はマイナス思考だ」 有沙は神崎の言葉にアハハと笑いながらそう言うと、神崎もニッと笑い、有沙の肩から手を離した すると同時に神楽坂が教室に入って来るとそのまま終礼をし、有沙達はそのまま学校をあとにした ――――――――――――――― いろんな人が散歩をしたりスポーツをしたりしている河川敷、 だが今はそんな河川敷に人はほとんどいなかった、 まあそれも当たり前だ、この場所は殺人事件が起きた場所のすぐ近くだ、そんな場所に人が集まるのはあまり無い、 だが、それでも自転車で通る人や犬の散歩をしている人がちらほらと見える、おそらくこの人達は‘自分は大丈夫だろ’と変な思い込みをしているのだろう この世に絶対に大丈夫な事は無いと言うのに
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