「困惑」

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「あれ?しかも後ろに乗ってるのうちの学校の生徒じゃない?制服一緒だし」 「ホントだ、しかも女の子だね」 まさか…まさか…!? 「朝倉…」 「あん?なんか言ったか?…っておい!?どこ行くんだよ!!」 有沙が何かを呟いたのを聞いて松山は有沙の方を振り返ると有沙は急に駆け出した 「ゴメン!!ちょっと用事思い出したから先に行ってて!!」 「おい!!待てよ有沙!!」 松山はそう叫んだが有沙はバイクの走って行った方へ走って行った 走る 走る走る 有沙は途中で曲がって行った二人乗りのバイクを見て、先回りするために商店街の中へと入って行った 「あれ?なんで私追い掛けてんだ?」 有沙は商店街の人込みを避けて走りながらながらふと呟いた (なんでだ?私は…) 有沙は走るスピードを徐々に落とし、そのまま立ち止まった 「何を…私は…」 有沙は走って荒くなった呼吸を落ち着かせながらそう言うと不意に目の前をずぶ濡れの男が走って行くのが見えた
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