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「兄さん、あの子がいるみたいだけど」
「かまわねぇ、行くぞ」
朝倉の言葉に朝倉の兄はそう言うと二丁の拳銃を構える
「俺が先に行く、空はその後について来い」
「わかった」
朝倉の兄の言葉にコクリと朝倉が頷いたのを見て兄朝倉の兄はそのまま銃を撃ちながら裏路地に繋がる一本道へ入って行き、続けて朝倉もナイフを構えて入る
「ちっ、いねぇ!!空っ!!」
「待って……上よ!!」
朝倉は千里眼を発動させ、男を見つけだし、そのまま高速のナイフをパイプに掴まっている男に向かって投擲する
「キヒッ!!見つかったぁ!!」
だが男はそれより先にパイプから移動し、ビルとビルの間を跳びながら更に上に上がる
「逃がすかクソ野郎!!」
それを見て朝倉の兄は男に向かって銃を乱射するが男は商店街の屋根に上がり、そのまま屋根の上を走り、弾を避ける
「ちっ!!空っ!!奴はどこだ!!」
「そのまま商店街の……ってマズイ!?」
朝倉は兄の問い掛けに最後まで答えず、途中で区切るとそのまま『高速』を使って一本道から出た
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