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またか…
暗い暗い暗闇の中有沙は目覚めた
そして目の前には髑髏の恐々しい仮面を被った少女が立っていた
「趣味悪いわね」
「あら?これは貴女の趣味でしょ?まあ、私の趣味でもあるけど」
少女は意味ありげにそう言うとクスクスと笑いながら仮面を外し、そのまま地面に投げ捨てた
「ねぇ、貴女は馬鹿なのかしら?」
「何よ唐突に…あんたに馬鹿って言われる筋合いは無いんだけど?このクソガキ」
少女の言葉に有沙は少し眉毛をピクリと反応させ乱暴な口調でそう答えた
「あらあらクソガキとは…、でもね、あんな危ない事が起きるとわかっていた場所に‘わざと’残っていた貴女は十分馬鹿よ」
少女はもう一度クスクスと笑いながらそう言うと有沙はピクリと反応し、不機嫌そうにそのまま顔を背けた
「貴女、あんな事に巻き込まれたくないって思っていたんじゃないの?なのに自ら飛び込むなんてどうかしてるわ」
少女はそんな有沙を見て更にクスクスと笑いながらそう言うと有沙に近寄り、有沙の目線に顔を出し、ニコリと笑った
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