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「え…あ…」
有沙は声を漏らしながら倒れるとそのままビクビクと打ち上がった魚の様に痙攣を起こした
「それが今回の貴女の死に様よ。全く、本当に間抜けよね?」
少女はそんな有沙を見て仮面を付けたまま有沙に近づくとしゃがみ込み痙攣している有沙の頭を撫でた
「でもまあ、貴女は‘死んでも死なない’から安心なさい。もっとも、限度もあるから死にすぎたりした場合、どうなるかは知らないけどね」
少女はそう言いながら立ち上がると恐々しい髑髏の仮面に手を触れる
「後は…そうね。あの二人に関わるのは止めときなさい、またこんな風になりたくないんならね」
少女は有沙を見下ろしながらそう言うと仮面を砕き、血の様な赤い眼で有沙を見た
「それじゃあね、また会う時までさようなら…私の………」
―――――――――――――――
「兄さん!!起きたわ!!」
「…ん?」
有沙は目を覚ますと目の前には少し驚いた様な顔で兄を呼ぶ朝倉がいた
「本当に生き返ったか…コイツ何者なんだ?」
そして朝倉の声を聞いた兄、朝倉 陸人はそう言いながら有沙の眠っている部屋へと入ってきた
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