「狂犬」

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「あっ有沙おかえり~」 「葵もか、てかなんでこんなにベロンベロンなんだよコイツら、何杯飲んだんだ?」 「松山は一杯で神崎はちょこっと」 「コイツら酒弱すぎだろ…」 有沙は頭に手を当てながらそう言うと神崎の側まで行き座り込んでいる神崎の目線まで腰を下ろした 「葵帰れる?」 「はいっ!!かえれますよ~……やばい気持ち悪い…」 「ダメだこりゃ、もうコレそこらへんに倒れてる酔っ払いだ、西垣トイレ借りるよー」 有沙は口を押さえて顔を真っ青にしている神崎を背負ってトイレまで運ぶと携帯を取り出した 「コレは流石に帰らせられないよね、取り合えず明日は休みだし今日は葵泊まらせるか」 有沙はそう言うと神崎の家に連絡し、ケータイを閉じてトイレをノックした 「葵大丈夫?」 「うーーーん」 神崎の返事を聞いた有沙は「そっか」と一言言うと松山の方はどうなってるか気になり、奥の部屋に入って行ろうと扉を開けた瞬間、有沙は固まった 「あっ!?有沙!!」 「んあ?なんだ有沙?」 「…」 有沙の目の前に後ろ姿の全裸松山がいた
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