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部屋の隅にいた原園が牧の方に歩み寄ってきながら状態を聞いた
「まあ…元が無い状態から生み出しましたからね…少ししか’世界‘を開いていませんが物が物ですから…少しズレの強さが強いですね…」
「そうか…わかった取り合えず
まずはズレを少しでも調整しろ、
後の事はワシに任せろ」
「いえまだやる事がありますここは私が」
原園の手を解き少女に話し掛けた
「吐き気は大丈夫かい?」
「うん大丈夫だよ、なんだか眼を閉じていればだいぶマシになった、
それより牧さん大丈夫?
なんだかさっきからよく解らないけど大変な事をやってるんでしょ?」
そんな少女の言葉を聞いて牧は優しい声で「大丈夫だ」と伝えた
「それじゃあ済まないがその吐き気を治すためにもう一度ツライだろうけど眼を開けてくれないか?」
その言葉に少女は「いいよ」と言いゆっくりと眼を開けた、
すると吐き気は治まっていた。
「あれ?どうして?」
「鏡を見てごらん」
そう言うと牧は鏡にかけていたシャツをとり鏡を見せた
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