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ガヤガヤと、人々の声が反響する建物にレーノアとネルはやってきていた。
ネ「今日はまた随分と人が多いですね」
レ「うん………やっぱり何かあったんだ。……あそこ見て、ネル」
レーノアは入口近くを指差した。
ネルはその先を目で追った。
ネ「あれは……レドニル??」
レ「パープルナンバーズだ」
パープルナンバーズとはこのギルドで4番目のランクにいる者達の総称である。
ギルドナンバーは下から白・黄・緑・青・紫・赤・黒・銀という順番になっていて、構成人数も違って来る。
紫は150人、赤は100人、黒は50人、そして銀は11人となる。
それより下は人数制限はされていない。
ネ「レドニルが居るってことは……ファイターズも居るってことだね」
レ「……俺あいつら嫌いだな」
心底嫌そうな顔で呟くレーノアに、ネルはもう一度レドニルを見た。
遠目でもわかる程、彼は何かを得意げに話している。
ネ「アハハ(苦笑)」
レ「ネル、見つかる前に行こう」
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