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最後の文字を書き終えたレーノアは、チョークを置き席に戻ろうと身を翻した。
レ「あ……」
目の前には驚きに目を見開くクラスメート達と、式を慌てて確認するロードの姿があった。
ロ「これは……全部正解だ!!」
どよりと教室内がざわめく。
今更になって事態に気がついたレーノアは顔を青ざめネルを見た。
レ《ネ、ネルっ(汗)やっちゃった(汗)》
ネ《落ち着いて下さい(汗)だから毎日気をつけてくださいって言ってるじゃないですかっ》
レ《だって!!》
ネ《だってじゃないです!!》
糸念で会話をしている二人をよそに、ロードはもう一度式を見直している。
ロ「レーノア・ルージュ!!素晴らしいっ!!よく出来ましたねっ」
レ「えっ!?あ…ハハ(汗)」
ロ「良く予習してきましたね!!私は大変嬉しいですよっ」
ヨヨヨ…と泣きはじめたロードにレーノアはハハと何とかごまかした。
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