短編その2

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私、橘 留美花の手は今真っ赤に染まっています… 中学校を卒業したその日の帰り道、あまりに嬉しくて少し寄り道をしてしまいました。 帰り道を少しそれた所にある商店街でブラブラ歩いていたら、後ろから肩を掴まれました。 「おっ、橘じゃん!」 私の肩を掴んだそいつは、私をよくイジメていた女子でした。 その周りにも数人の女子が集まってこっちを見てニヤニヤしています。…気持ち悪い 「…皆さん、こんにちわ」 「おい橘、お前とはもう会うこともないだろうから、最後一緒に遊ぼうぜ」 「いやぁ…手を離してください!」 私は必死に抵抗しましたが、非力な私じゃ到底かないませんでした。 そして私は、その子の家にまで連れて行かれました。 「へへっ、私の部屋なら誰にも見つからねぇし、ちょうど今は家族でかけてるしな。みんな始めようぜ」 「痛いっ!やめて!」 その数分後、彼はやってきました。
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