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「借りてたCD返しに…って、お前たち何やってんだ!」
「デートじゃなかったのかよ、兄貴!?」
「フラれた…じゃなくて、お前たちその女の子を離しなさい!」
「ちっ…みんな行こうぜ」
「君、大丈夫?」
今まで私は、こんなに優しくて格好いい男性にあったことがありませんでした。
クラスの人たちや先生達は見て見ぬでしたが、この方は助けてくれました。
「あ、あ…りがとう…ございます」
「ごめん、うちの妹がこんなことしてたなんて知らなくて…きつく灸をすえておくからね」
「…はい。それじゃ私は失礼します」
私は、嬉しいのと恥ずかしさでいっぱいになり駆け足で帰った。
高校になってから、私はあの方のことを調べ始めました。
奏 浩太(かなでこうた)
同じ高校の3年生、両親は単身赴任。ちなみに彼女は無し。他にも彼の癖から好物まで何もかもを調べた。
そして、冬休みに入る前日。
私は告白するために、学校の屋上に呼び出した。
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