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イチル「・・・?母さん?」
ムウ「・・・?」
「・・・同性愛なんて・・・!!気持ち悪い・・・。そんな考え、今すぐ消してあげるわっ。病院に行って、治しましょっ。」
母さんは、僕の腕を
掴んで、ひっぱった。
イチル「・・・っいっ・・・」
母さんは、何かに
とりつかれたように必死で、
僕が痛がってるのに
気付きもしない。
イチル「・・・っ」
―――パンッ
「・・・いたっ!・・・何するの・・・ムウ!!」
僕がそう思っていると、
ムウが母さんの手を叩いて、
僕から離し、
反動で後ろに倒れた僕を
受け止め、抱きしめた。
ムウ「・・・オレ達の想いはホントーだっ!!邪魔するなら・・・・・・イチル!!逃げるぞっ!!」
イチル「・・・ふぇっ!?わっ、わかったぁ!!・・・でも母さ・・・」
ムウ「あんな人、おばさんじゃねぇっ!!で、イチル・・・お前は、オレ達の想いを邪魔する奴を許せる?」
イチル「・・・・・・・・・・・・許せない・・・。」
真剣な表情でそう言う
ムウに、
僕はコクンッ、と頷き答えた。
―――そして、僕達は
その場から駆け出したんだ。
、
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