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「フォルス・ミラーなら知ってるぜ!願いが5つ叶う鏡だろ!」
僕の唯一の友人「ロット」は後ろから突然声をかけてきた
「ロット!!突然声かけてこないでよ~びっくりするじゃないか!」
「ごめん。エル。」
ロットは語尾を濁した。
「どうしたの?ロット」
ロットは凄く言いにくそうにフォルス・ミラーについて
「フォルス・ミラーは願いを叶えてくれる。だが代償があるんだ。」
「代償?そんな話し聞いたこともないよ。」
僕は不思議に思った。そんな話しは聞いたこともなかったからだ。
そもそもフォルス・ミラーの存在まで知らなかったのだから代償まで知るはずもない。
「フォルス・ミラーにはいろんな代償が噂されていて、「叶える者の大切な者を奪う」とか「叶える者の寿命を30年奪う」とかいろいろあるんだ。…………あくまで噂だけどさ。」
エルに衝撃が走った。「僕はそんな物を使おうとしてたのか⁉僕は大切な者は………………フィン!そしてロット!僕はもう二度と誰も失いたくない!」
「大丈夫よエル。私は、死なないわ。」
僕の心の声を読み取ったのか、フィンは僕の心の声に答えたような話しぶりだった。
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