『動乱の志士達』

試練

闇だの表だのって言われても歳さんには理解出来るはずがない。老人は休むことなくこう切り出した『土方よ 表の世界からここに来たのには理由があるからじゃよ。この世界（闇の世界）は　ある組織によって支配されつつある』『薩長の連中か』と歳さんが口にする。老人は『それは違う 薩長は表の世界で、ここ闇の世界ではまた違う組織がこの国を支配しようとしているのじゃ』『なんて奴らなんだ名は』歳さんが質問すると老人がすかさず『土方 おぬしのよく知っている組織じゃよ』と言うと老人は歳さんの近くによって行き『そなたの他にも表の世界からここに来よった奴が何人かおるわい』老人はそうつぶやくと 歳さんになにやら紙切れのようなものを手渡した。歳さんが『これはなんだ』と老人に聞くと、老人は『今のそなたに必要なものじゃよ それを持ってあの船に乗りなされ』歳さんは老人が指差す方を見るとそこには一隻の船があった。老人が『船に乗ったらその紙を見るようにに歳さんに言った。