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「ねー、おーたけー」
「あー?」
「何か今日さぁ…ちょー平和だよね?」
「はははっ何だそれ」
「なぁ…天気、いいよね?」
ああ、なるほど。
相変わらず、
素直じゃない割にわかりやすい奴だ。
「あーどっか行きたくなるなぁ」
そう言ってやると、
嬉しそうに三村は笑った。
「ねぇ、行こうよ。どっか!」
「んーどこがいー?」
「そうだなぁ~」
楽しそうにする三村に、
俺は自然と顔がほころんだ。
「大竹は?どっかないの?」
「んじゃ、あてもなくそこら辺フラフラとか…ど?」
「まじでー?お前らしくねーな」
お前とだったら、
俺はどんなとこでも行くよ。
だって…
「うん、でもたまにはいーな!」
「そ。お前太ったし、運動しろ」
「んー、言うなって」
「はははっ」
いつだって俺はお前がいれば笑っていられるんだから。
(どこへでも、出掛けよう)
end.
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修正しましたら、全然違うものになってしまいました(汗
最初の“大竹さん片思い設定”はどこかへ行っちゃいましたね。
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