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「うぅ…… 淳也ぁ〰〰」
私はベッドで枕を濡らしていた
取り乱すほどに
どうしてこんなことになったのだろうか?
子どもが憎い気持ちもあった
しかしそれは違う
そんな事淳也が嬉しいわけがない人のためなら自分を犠牲にする淳也
そんな所に惚れた
私が高校生の時
不良に絡まれたことがあった
簡単に言えばナンパ
上手く断り切れなかった
そんな時
「嫌がってるじゃないか!」
淳也が助けてくれた
淳也はカッコよくて、学校でも有名人だった。私も勿論知っていた
尚更嬉しくてひかれた
でも今回だけは嬉しくない
帰らぬ人になりかねなかった
淳也…………
貴方は優しい人だよ
そんな所が好き
でも優しすぎて
私を傷つけてるよ…
淳也との思い出が走馬灯のように流れた
気付けば小鳥がさえずる朝になっていた
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