出逢い:石原達也と妖精

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二年五組二番……名字が石原なんだから、そりゃ出席番号は早い。 こんな豆情報はいいとして、僕の現状を報告しよう。 教室に入った僕を迎えたのは、合掌する二年三組の面々だった。 「あの~……」 「「「ご愁傷様です」」」 「息ピッタリでしょ!?」 え? これは何ですか? この時間から全員揃ってるって……これをやる為だけに? 「石原君と過ごした日々は、忘れません」 「「「忘れません」」」 「ちょっ……」 「石原君の見事なまでの玉砕は、忘れられません」 「「「忘れられません」」」 「やめなさい!!」 僕の傷口に塩をベッタリ塗らないで!!
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