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小十郎を見ていた家臣や武将、政宗達はすごい勢いで政宗の隣を見た。
「……兄上、何時の間にいたんだ。」
隣にいる、独眼竜政宗が兄、盲目の黒竜伊達幸宗だった。
「んー、兄上は~のとこからだ。」
口元に、ニヒルな笑みを浮かべながら清々しい声質で言ってのけた。
「(…そんな前からι)」
幸宗以外全員の心が、一つになった瞬間だった。
「haー兄上は、忍も出来そうだぜ。」
政宗の呟きに、幸宗以外全員が頷いたのであった。
「haー忍何か、忍のがめんどくさい。堂々あるのが、俺だ。」
腕を組み、フンと鼻で笑った幸宗。
小十郎が、政宗の元に戻る。
「haー兄上らしいぜ!!」
政宗は、機嫌よく軍議を始めた。
「…先程のは堂々ではないような」
小十郎の小さな突っ込みは幸宗には聞こえているが無視の方向で意味を成さなかった。
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