35人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな感じで、ギャルの見た目な私達は、周りの視線が痛い。
「名前何？どこ中？」
…わ、話し掛けられた。
「ん？私達二人とも北浦だよー」
「北浦か！私南田中なんだ。仲良くしようよ」
「いーよ！私は実湖ね」
「あ、私は架由」
「私は響子だよ、よろしく！」
うわ！いきなり友達出来た。
しかも可愛い…ギャルみたいだし。
こんな子と仲良くなるとか今までならあり得ないな。
「あのさ、好きな音楽って何？」
響子が、いきなりそんなことを聞いてきた。
「ちょ、いきなりやね」
「ごめん！仲間探してるんだ！」
「仲間？」
仲間って何…
「…私、Ｖ系バンド好きなんだー！だから一緒にライブ行きたくて」
Ｖ系。
散々イロモノ扱いされた記憶しかない、私の大好きなＶ系。
「私もＶ系好きだよ」
「ほんと！？何が好き？」
「えっと、本命は…Distractなんだ」
「あぁ、知ってる！私も好き！」
「ほんと？響子は？」
「私…GLITTERが好きで、ライブ行ってくれる人探してるんだ…」
「今度、Distractと対盤するよね？行こうよ！」
「ほんと！？」
バンギャの友達…
嬉しい！
最初のコメントを投稿しよう！