ラフ・メイカー

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そのまま長い時間が流れた。 ドア越しに男の泣き声がする。 俺は聞いた。 「アンタは今でも俺を笑わせるつもりなのか?」 男は言った。 「それだけが生き甲斐なんだ。 それに、笑わせないと帰れない。」 その言葉を聞いた俺は、相手が可哀想になり部屋に入れてやることにした。
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