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するといきなり
疎螺は麗華の頬に
手を当てた。
そしてそのまま
スーっと手を滑らし
顎をクイッと上げて
疎螺自身の目線と合わせた。
麗華「ななな何すんだよっ!///」
疎螺「クスクス…かぁわいい♪」
はぁ?!
何言ってんの?
コイツ…
麗華「さっきは可愛くないって言ってたくせに…てか、別に可愛くなくていいし。私可愛くとも何ともないし…だからお世辞なんていらない」
麗華は淡々と言った。
疎螺「ふぅん…さっきまで今の体勢に顔真っ赤にしてたのに、今はそんなこと言えるんだぁ…♪」
今の体勢……
今の体勢…?
麗華「うっ///」
疎螺に言われて
今の自分の体勢を
思い出し
またもや赤面する麗華。
するといきなり
疎螺が麗華と距離を縮めた。
麗華「っ…///」
吐息がかかるくらいの距離…。
少しでも動けば
唇がくっつきそうな距離…。
麗華は喋れることも
できなかった。
疎螺「クスクス…麗華ちゃんはこういうの慣れてないんだね?」
なにぃぃ!!!!
失礼なやつ!
確かにこんなに
男子と近付いたことないし…!
でもでもっ!
手くらいは繋いだことあるし!!
幼稚園の時に……;;
疎螺「クスクス…幼稚園の時に手を繋いだくらいカウントには入らないよ?」
なっ…!!
何で私の言ってる事が
分かるのよ!!
何コイツ…
読心術できるわけ?!
エスパーなわけ?!
疎螺「ん~…残念♪俺は読心術できないし、エスパーでもないよ♪」
疎螺はニッコリ笑った。
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