運命は突然に

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「私、どうしたらいいの」  翔子の目からはすでに涙が溢れてきている。  (早く連れ戻すことだな。厨二病になったやつは行動が読めない。もし、自分は飛べるなんて妄想してビルの屋上から飛び降りたらアウトだ)  「それって、兄さんが死んじゃうってこと?」  なんだかめんどくさそうなフラグがちらついてるな。そういう時はフラグをぶち壊すに限る。華子はそろそろと帰る準備を始めた。  (そうなるな。オレも協力してやるから、 お前達は取りあえず兄貴を追いかけろ。それと、新太郎に変われ)  「うん」  翔子は携帯を華子に渡した。  「えッ、アタシに!?」  翔子はこくんと頷いた。新太郎は大きなため息とともに電話に出た。
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