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―――ピピピッピピピッ
アラームが鳴る
眠い目を擦り
携帯に手を伸ばした
『6時か、学校行かなくちゃ』
その前にここはどこだ?
あぁ、そういえば昨日
このビッチ野郎と
ホテルに泊まったんだ。
紗介の隣には
まだすやすや眠る
セミロングの黒髪が綺麗な
女の子
鼻筋はツンッと通っていて
睫毛はとても長い
小柄で色白の〔可愛い〕を絵に書いたような女の子
『みーんな未紀ちゃん未紀ちゃんって...こいつがビッチ野郎って知ったらどう思うんだろ。』
紗介の隣ですやすや眠る女の子は山中未紀。
いわゆる学校のマドンナ。
紗介にとってはマドンナでもなければ、彼女でもない。
現代社会で俗にいう
セフレ
という存在だ。
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