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｢アハハ、松本さんって面白い人｣
｢初めて言われたかも｣
初対面だったがすぐに打ち解けしばらく二人で話こんでしまった
｢あっ松本さんセブンスター吸われるんですね｣
ふと、彼を見ると灰皿に煙草をトントンと灰を落としていたそんな姿さえもさまになっていてかっこよかった
｢あっごめんご飯食べてるのに嫌だった？｣
慌てて火を消そうとする松本さん
｢いえっ全然吸ってて下さいっ！｣
あたしは基本煙草吸わないしあまり好きじゃない…けど彼の煙草を吸う姿にあたしは見とれていた
会って３０分ぐらいしか経ってないのに…
｢木崎さんは吸わない人？｣
｢…へ？｣
ふいにそう聞かれ間抜けな返事をしてしまった
｢あたし１６ですよ～｣
｢え～っ！｣
｢え～っ！ってあたしの事いくつだと思ってたんですか？！｣
｢いや、同い年くらいだと｣
ちょっとショック（泣）
そんなに老け顔なのかあたしは！！！
｢松本さんいくつなんですか？｣
｢俺は２０歳だよ♪｣
(２０歳に見られたのか…)
確かにこの時のあたしの見た目は長い髪を後ろで束ね、少しだけメイクもしていた
｢１６かぁ若いなぁ｣
｢松本さんだって４つ違うだけですよ～｣
｢俺もう、おっさん化してきてるから｣
｢プッアハハ｣
彼の前だと自然に笑えたこんなに男の人の前で笑ったことって今まであったかな？
あたしはもうこの時から松本さんに一目惚れ状態だった
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