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「いやぁ、こんなに話に花が咲くとは思わなかったわ」
「あたしもですっ」
笑顔でそう返すと松本さんもニコッと笑顔を返してくれた。
ドキッ
「あっそろそろ時間だ、話せて楽しかったよ。また話しよう♪」
「はい!」
そう言って松本さんは事務所を出ていった
(夢みたい…)
あたしは最初、松本さんに対して憧れを感じていた。けど今はもっと一緒にいたい。もっと話がしたい。あたしを少しでも見てほしい。
松本さんに対して日増しにあたしの独占欲は増していった。
けれど、それと同時に松本さんはあたしを妹のようにしか見てないのではないかという不安が生まれた。20代の女の人と16歳のあたし。あたしより綺麗な人達がたくさんいるに決まっている…
(誰かを好きになるって不安が尽きないものなんだなぁ…)
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