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「ありがとね、またあとでメールするよ」
あくまで冷静で自然体な松本さん
あたしだけなのかな?
こんなにドキドキしてるの・・・。
でも、その一言だけであたしは松本さん
の事しか考えられなくなる
松本さんが好きで仕方がない!
両想いにはなれないのかな?・・・
「そんな事言って忘れちゃうんでしょ~」
「大丈夫っ忘れる訳ないよ」
(・・・え?)
意味深な言葉を残し、笑顔で松本さんは次のバイトに向かうため事務所をあとにした
そして、あたしは松本さんの乗った黒の車を店の窓からずっと目で追っていた
時々、松本さんの言葉に期待してしまう自分がいた、でもその度に自分の思い違いだと思う事にした。
違った時、悲しいでしょ?
(いつか、あの車に乗れたらな・・・)
そんな事を思いながらあたしは本を片手にため息をついた
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