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「やったか!」
ユウトは粉塵で確認が取れないが獣がいた方を向いた
どうやら、ユウト達は本当に最後の力なのか、腹式呼吸ではなく横隔膜を使い全身で呼吸をしているみたいだった
だが
ヒュン…ドカ
獣は生きて…いや、変化を起こしていて攻撃を凌いでいた
そして、獣はユウトの腹に頭突きをしてきた
「グッハッァ」
たださえ、毒が体内に回り始めた限界が近く、ガードがとれず直撃して物影に隠れていたウイの近くまで吹っ飛ばされた
「ユウトさん!?」
ウイはユウトの容態が気になり近づきしゃがんだ
ダッ
「ヤバッ」
「ひゃぁ」
獣はユウトの隣でまだ平然と立っているウイに狙いを定めたらしくて突撃してきたが
ユウトがいち早く気付き、ウイの腕を引き転ばさせ避けさせた
「ありがとうございます」
「……ウイ、すまねぇ
お前は………帰れ」
ユウトはよろめきながら起き上がり、ウイに帰れと言った
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