傷ついた心は永遠に

6/16
前へ
/382ページ
次へ
「いったぁ…」 絵梨が目をあけると… 「あ…」 「あ…」 間近に亮の顔があり、絵梨の上に亮が乗っている状態になっていた。 そして二人一緒に顔を赤くしながら声をあげた。 「ご、ごめんっ!!!」 亮は慌てて絵梨の上から離れる。 すると、そのあと亮は隆司にキレた。 「隆司!!てめぇ!後ろから押すなよ!!!」 「(後ろから押した?)」 「アハハハハっ!!わりぃわりぃ!!」 「本城…隆司くん?」 「ん?…え…」 「これ以上ふざけたら、鈴に会わせないから」 絵梨はニコッとわらった。 けれど、目は笑っていない。 「!!!わ、わかった!ふざけないから!」 隆司は慌てて謝った。 「はいよろしい」 絵梨は顔を赤くしながらもツンとした。
/382ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2047人が本棚に入れています
本棚に追加