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絵梨が家の前までくると1人の男が話しかけてきた。
「絵梨」
「(亮…)」
それは亮だった。
「修学旅行は楽しめたか?」
「あぁうん…」
「なぁ…お前胆試しん時」
「ごめん!もう夜遅いから!」
絵梨は逃げるように走った。
けど、亮がそれをさえぎるように絵梨の腕をつかんだ。
「ちょっ!」
「桐生とキス…してたよな?」
「…」
「おい、なんとか言えよっ」
「あんたにはもう関係ないじゃん」
腕を振りほどいてふたたび逃げようとした。
「ちょっ!まて!」
「っ!!」
絵梨は後ろから亮に抱きしめられた。
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