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昼休みには旬をよびだして屋上で話す。
「あ、待たせちゃったかな?」
「全然っ。で、俺を呼び出すなんて久しぶりじゃん」
「うん…。あのねあたし引っ越すの」
「え…」
「…理由は家族全員で暮らすためで…」
「そっか。じゃあ仕方ないんじゃん?ちょっと寂しいな」
「…あのさ…」
「ん?」
「亮と別れた方がいいと思う?」
「えっ!?」
「…引っ越したらもう会えなくなるじゃん?」
するとまた熱いものが込み上げてくる。
「え…そんなの関係ないと思うけど…」
「え?なんで?」
「会えなくなるとかじゃなくて、気持ちじゃね?」
旬は自分の胸の真ん中あたりを叩いて言った。
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