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「あ゛?お前には関係ないんだけど」
「は?てめぇらどっか行けよ。」
にらみあう二人。
絵梨は亮の後ろで少し震えていて、亮の裾を掴む。
その絵梨を心配した亮は絵梨の手に自分の手をそえた。
「(亮…怖いよ)」
「あ、そうだ。どっかでお前みたことあるような面してると思ったら、あの時の奴か。」
「……………」
黙ったまま亮は睨み続ける。
「そんな怖い顔すんなよ」
「どっか行け、殴られたいのかよ?」
「あ゛あ゛?てめぇ自分の立場考えろよな。俺の後ろにいる奴等見える?」
「見えてるよ」
「なら、わかんだろ?とにかくさぁ、後ろの女離せよ」
「は?関係ねぇだろ絵梨は」
「おい」
男は他の奴等に何かの指示をすると、亮の背後にまわる。
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