621人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
「……と、いうわけで今日から、桜組に通う、5人のお友達です」
「ちょっと待った先生」
「なぁに、有岡君」
「……今、どういうわけって言った?」
「…だから、
小さくなっても頭脳は大人な小学生のようになる為に、実験台になったら、小学生じゃなくて、5歳児になったわけで……よ」
「…無理があると思います」
「大丈夫よ、たかが5歳なんだもの」
「怖!この先生、先生に向いてない!」
7に迷惑かけるのも嫌なので
保育園通いになった俺たち、突っ込み所はたくさんあるが、いちいち突っ込んでられるほど、俺たちは暇じゃない
それに、保育園に通う利用はもうひとつある。
「ごくせんごっこする子、この指とーまれ」
「俺やる~!」
高木が…5歳になった
成長したのだ。
赤ちゃんになったかと思えば、森本が言葉を教え、成長し始めたのだ。
つまり、知識を得れば、俺達は元に戻る
年齢的に、小学校は無理だ
だから、保育園なのだが……
「大ちゃん、ヤンクミなあ!」
ガキ大将(?)の健二君が、俺を指差す。
「わかったよぉ」
遊ぶだけで、元に戻るのかなあ
最初のコメントを投稿しよう!