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キッと威嚇するかのように睨むが、意外な光景に戸惑う。
「光君…それ、誰?」
「俺の子」
「違うよね?!…だって、だってそれ……」
恥ずかしそうに光君の後ろからチラチラとこっちを見る……
「薮君…?」
「ありおかぁ…」
小さな、ちいさな…薮君
「薮君?!」「嘘ぉっ?!」
知念と裕翔が驚いて、薮君を捕まえよう(?)と走り出すと、薮君は怯えたように逃げ出した。
「薮君待って!」
薮君は、見た目からして、中学生くらい
でも髪型は、20歳の薮君で、茶髪、ちょっと生意気に見える
「薮君待てー」
「いーやーだー」
逃げに逃げまくり、薮君は開いたドアに飛び込む。
「わ、わあ!」
伊野尾ちゃんの驚いた声
やっば、伊野尾ちゃんまで来────…
「びえええん」
「薮、謝りなさい……もー、よしよし、高木泣かないの」
「ぶええええ」
・・・。
そこに居たのは
高校にはいりたての伊野尾ちゃんに
3歳くらいの、高木だった。
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