第一話 ガンダモ(仮)とまさかの展開

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「あー、暑い。6月の陽気じゃないだろ」 じりじりと照りつける太陽、まさに夏!!といった感じだ。 「そうだね。ボクも干からびそうだよ・・・」 隣には、幼なじみで一人称が「ボク」という、ショートカットの少女がてくてくと歩いている。 この少女の名前は青山葵(あおやまあおい)。 元気だけは人一倍あり、オレが所属する『T.A.部』の部長でもある。 「そういや今日の部活ってなにするか決まってるのか?」 オレは汗をYシャツの袖で拭いながら、干からびそうな葵に聞いた。 「ん~?別に~」 なんともやる気のない返事である。 暑さでバテテいるようだ。 「そっか」 まぁ、なにもないのなら平和でいいか。 オレたちは暑さに耐えながら学校に向かった。
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