第1幕 黄昏トライアングル。

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「まあそれは良いとして、あなた達どうするつもり?」 聞くと三人からは間抜けな返事が返ってきた。 「あー知ってるよね、銃砲刀剣類所持等取締法。略して銃刀法。あなた達の場合は銃の所持及び発射。この場合だと、だいたい4、6年は出てこれないわよ?」 私の話を聞いた途端、三人は顔を見合わせる。・・・まさかと思うが 「知らなかったの?」 この問いに三人は首を縦にふる。まさか、このご時世で銃刀法を知らない人間がいたとは・・・。 などと呆れていると外のほうから車の止まる音が聞こえてきた。 「(噂をすればなんとやら、か。・・・・はぁ、仕方ない。)」 私が心の中で溜め息をつくと同時に、玄関のドアが勢いよく開いた。
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