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「大丈夫かぁ!!」
デカイ声と共に入ってきた若い男性は、私を見つけるとホッとした様な顔になる。
「水月刑事、声うるさい。ドアを乱暴に開けるな、壊れる。あとノックをしろ。そして土足で上がるな、靴を脱げ。」
「あ、ごめんごめん。」
私に言われて、一度玄関に戻ると今度はちゃんと靴をぬいで帰ってきた。
「で、何か用?」
「いや、さっき通報があってね。お隣から銃声が聞こえたって連絡がきたから慌ててきたんだよ。」
やっぱりか。こんな朝っぱらから銃声なんか聞こえれば通報するだろう。まあ、朝じゃなくても銃声が聞こえれば誰だって通報するが・・・。
「あー、それは私の銃の音。手入れしてたら間違えて引金ひいちゃってね。」
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