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「へ、そうなの?僕はてっきりそこにいる三人が撃ったものかと思ったよ。」
・・・よく騙されるくせに勘だけは異常なまでによく当たる。
「そんなわけないでしょ。ほら、他に用事がないなら帰った帰った。」
無理矢理外へつまみ出す。私に押されながら水月刑事は、『あれ、僕の勘よく当たるんだけどなぁ』とか呟いていた。
ああ、当たってるとも!!だが、今この三人を警察に引き渡すわけにはいかないのだ。
「な、なんで俺達をかばったんだ?」
玄関から戻ってきた私に三人組の内、一人が聞いてくる。かばった理由なんてしごく簡単。
「・・・あなた達の将来を安じただけよ。」
この三人の歳は見た感じ私と同じか1つ上。もし捕まっていたら、この三人はきっと将来、世間から厳しい扱いを受けていただろう
・・・私は他人の不幸を見たくないがために困った人を助けるような性格だ。他の人は“偉い”とか“すばらしい”みたいな誉め言葉を言う。だが私は自分のこの性格が、嫌いだ。
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