5人が本棚に入れています
本棚に追加
「で、探してたが全く見付からず、おまけにあの三人に追っかけられる羽目になり今に至ると。」
先程煎れた紅茶をすすりながら少女は頷く。
「・・・えっとさ、あなたが探してるなんでも屋て“黄昏堂”て所じゃない?」
「知ってるんですか!!」
この名前に食い付くてことはやっぱりか。
「そんなに急がなくても教えてあげるよ。けど、その前に、あなた名前は?」
「え、五月です。雨宮五月。五月と書いてさつきて読むんです。」
「・・・良い名前ね。」
私はそう言うと椅子から立ち上がり、座っている彼女・・・雨宮五月の前まで行くと手をさしのべる。
「ようこそ、なんでも屋“黄昏堂”へ。雨宮五月さん。」
最初のコメントを投稿しよう!